60歳主婦、なぜ鍼灸師を目指そうと思ったのか?

入学式前の投稿記事

 こんにちは、りくばりです (*´∀`*)/

 鍼灸治療の効果を調べて、「是非、加齢による不快症状や美容不安を軽減しよう!」と、鍼灸治療を受けたものの、1回くらいの体験じゃ効果が実感出来ませんでした。

 この鍼灸治療をどれくらいの回数受ければ、納得できる効果が感じられるのだろう?と疑問が湧いてきました。

 そこで、金銭面や通う時間を考えたら、自分が鍼灸師になる方がいいかも・・・と思い始めたのです。

 鍼灸師になりたい!と思ったわけ

 50歳半ばまで医療機関にかかる機会がほとんど無く健康に自信があった私ですが、更年期が始まった頃から不定愁訴に悩まされましたヽ(≧Д≦)ノ

 さすがに病院嫌いな私でも、不安な気持ちを抑えられずに内科・耳鼻咽頭科・婦人科などに行き、いろんな検査を受けました。

 しかし、全て検査の数値に問題が無く「異常なし」との診断です。

 強いて診断がついたのは、婦人科巡りをした2件目で「更年期障害ですね」と言われません。

 治療はホルモン剤(飲み薬に抵抗があったので、ジェル状の塗り薬をお願いしました)が処方されましたが、実感としては劇的な改善は見られません。

 ここで「鍼灸治療を受けたら、身体がスッキリしました!」などと報告できれば、鍼灸師を目指すきっかけには持って来いなのですが、そんな上手い話しではありません( ˙▿˙ ; )

 単純に「不定愁訴には、西洋医学より東洋医学の方が良いかもしれない」と閃いたのです。

 そして、どうせなら「自分の身体は、自分で治そう」と鍼灸師を目指すこと思い付いたのです。

 自分の身体は、自分で守りたい

 ところで、皆さんは鍼灸にどんなイメージを持っていますか?

 以前の私は、鍼灸とは痛い鍼を刺したり、熱いお灸を据えたり我慢大会のような行為だと思っていました。

 ところが、鍼灸って身体の不調に働き掛けるだけではなく、未病というまだ病気になる前の不定愁訴にも効果を発揮する自然療法だそすです。

 この不定愁訴って、西洋医学では苦手とする分野みたいで、いくら患者さんが体調不良を訴えても検査の数値で問題がなければ「異常なし」になってしまいます。

 そして、「身体的な検査で異常なし」の診断を受けても体調不良を訴え続けたら、療内科か精神科に行くようにいわれてしまいます。

 確かに、このご時世ストレスによる心身症といった症状が起きるの否定できませんが、不定愁訴が必ずしも心や精神の病気という考え方は、とても安易な判断だと考えます。

 健康管理には、生活習慣や食生活の改善の必要性は確かなことでしょう。

 鍼灸治療では、東洋医学で重要視している自然界との繋がりに注目して治療を進めるようです。

 終活の一環として鍼灸を学び「自分の身体は、自分で守りたい」との想いから、東洋医学で自分の健康管理をおこなおうと決意し、鍼灸専門学校へ通う決意をしたのです。

コロナ禍で、医療機関を利用するタイミングの必要性を考える

 現代の医療は素晴らしい進化と重要な役割を果たしていことは、否定の余地がありません。

 国民全ての人が医療にかかり易い「国民皆保険制度」は、日本の誇れる政策だと思います。

 医療機関を自由に選べ(フリーアクセス)、安い医療費で高度な医療が受けられるのは、世界広しといえ唯一日本だけです。

 しかし、「超高齢化社会」の現在は医療費が増大しており、少子化の影響で保険料の収入は激減しているため、この素晴らしい制度の維持が困難になってきています。

 そして、2020年の新年から始まった新型コロナウイルス感染拡大で、医療機関が逼迫する状態が避けられなくなってきました。

 この現状を踏まえると、医療機関の受診タイミングを考えざる負えない状況だと感じます。

 ニュースによりますと、新型コロナウイルス感染が増加し、医療機関の受診を控えている人が多数存在しているそうです。それは暗に、必ずしも医療機関へ行かずに済む症状だった人達が、今まで安易に医療機関を利用していたと推測できます。

 早期発見、早期治療の大切さは理解できます。しかし、日頃からの健康管理と過剰に医療に掛からなくても対処できる知識が今後必要になると実感したのです。

 その結果、私は健康管理と治療の知識として「何を学ぼうか?」と考えた時に、鍼灸治療を思い浮かびました。

 そして、医療機関を頼るのは、最後の砦にしたいものです。

 

60歳の主婦だから、頑張り過ぎずに楽しみながら学びたい

 鍼灸師を目指したきっかけは自分の健康管理が一番の理由ですが、その延長線上に家族の健康管理も念頭に置いています。

 我が家の夫は今年の春に、定年退職を迎えます。退職後の身の振り方は本人に任せるにしても、長年の生活から大きな変化が求められることは確かです。

 よく先輩主婦の多くから、「定年退職した旦那が家でゴロゴロしていて鬱陶しい。」とか「仕事している時は元気だったのに、退職後、急に具合が悪くなった。」「亭主元気で留守がいい。」などの声を聞きます。

 そこで、私が考えた夫の定年後の対策として、「夫が家でゆっくりしたいのなら、私が仕事や学校などで留守にすればいいかな」とか「夫の体調管理も含め、鍼灸の練習台になってもらおう」などと考えました。

 また、自分の習った技術実践の場として、子供たちや孫たちを含めた家族の心強いサポーターになり、健康を守っていきたいです。

 そして、最終的には縁があって必要としてくださる患者さんの治療にあたることを、目指すべき目的地として鍼灸知識を研鑽したいと思います。

 心無い人から「その歳から鍼灸師になるなんて無理。」とか「鍼灸師になっても使えるようになるには何十年もかかる。資格を取るには遅すぎる。」、「鍼灸師は稼げないから、授業料の無駄。」などの苦言を呈されます。

 そのようなアドバイスをくださる方には、いくら説明しても私の意図を理解するのは難しいと思うので、「私の趣味で習うのです」と言っています。

 人生100年時代ですので、まだまだ挑戦する時間はあります。出来るか出来ないかは、行動に移してみなければ分かりません

 でも、「あまり勉強が大変で、ついていけない。」「もう肉体的、精神的に辛い。」「鍼灸師になりたくなくなった。」と思ったら、さっさと専門学校を止めようと思います。

 健康管理のために学ぶ資格なのに、その資格を取るために不健康な状態になるとしたら、本末転倒していますよね。

 温かく応援してくれる家族や仲間たちに支えられて見守られながら、前向きな人生の終盤を歩み続けていきたいです。

 生活のため、稼ぐために取る資格ではなく、クオリティーライフ(中身を重んじる質の高い生活)を目的とした資格取得なので、頑張り過ぎずに楽しみながら学んでいこうと思っています。

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